風の強い日、九頭龍神社の月次祭で見たもの

6.『私の立っている場所』

九頭龍神社の月次祭にawabota のみんなと参加してきました。

この日は風がとても強く、
本宮へ向かう船は欠航。

少し残念だな、と思いながらも、
箱根神社の近くにある九頭龍神社の新宮で
月次祭はとりおこなわれました。

冬の空気は厳しく、
身体の芯まで冷えるような寒さ。

それでも、神宮の中は
凛とした、張りつめたような静けさがあり、
自然と背筋が伸びるような
厳かな雰囲気に包まれていました。

その儀式の最中、
ふと目に入ったのが、
神宮の中にある鏡でした。

あまりにも丁寧に、
あまりにも美しく磨かれていて、
そこには自分の姿がはっきりと映っていました

その瞬間、
これは「姿」を映す鏡ではなく、
私の中身を映す鏡なのだと感じました。

「あなたは、どんなふうに生きていきたいの?」

誰かに言われたわけでもなく、
声が聞こえたわけでもないのに、
無言で問いかけられているような気がしました。

答えはすぐに言葉にはならなかったけれど、
ぼんやりと、でも確かに、
自分の中にあるものが浮かび上がってきました。

きっと、こういう問いは、
明確であるほど、叶いやすいのだろうなと思います。

だから、
「神社に行けば願いが叶う」というよりも、

神社に行くという行為そのものが、
自分を見つめ直すための、ひとつのキッカケになっている。

そんなふうに感じました。

強い風で、本宮には行けなかったけれど、
あの日の月次祭は、
私にとって、とても大切な時間になりました。

寒さの中で、
鏡の前に立ち、
静かに自分と向き合えたこと

それだけで、
十分すぎるほどだったのかもしれません。

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