わたしはこの顔でよかった ― ボイドの朝に気づいた“完璧な平凡”

5.共鳴する生き方

朝の湯舟で、すべてがひとつに溶けた

朝の湯船に浸かっていたとき、
世界がふっと静まり返りました。

湯気がゆらめき、光が湯面に反射する。時間が止まったような不思議な感覚。
そのなかで私は、なぜか「すべてがわかった」と感じました。

なぜこの容姿で生まれたのか。
なぜこの両親のもとで、特別な才能もないまま生きてきたのか。
そして、なぜ夫と出会い、いまのような穏やかな毎日を送っているのか。

――すべてのパズルのピースがぴったりと合った瞬間でした。そして、これがボイドというものか!と妙に冷静に納得したのです。

第一章:ボイドとは、宇宙が静かに微笑む時間

占星術でいうボイドは、
月がどの惑星ともつながらない「空白の時間」
人によっては、判断を間違いやすい、
新しいことを始めるのに向かない時間とされます。

でも、あの朝私は感じたのは

ボイドとは“空っぽ”ではなく、
宇宙が「もう何も足さなくていい」と微笑む時間なのだと。

思考が止まり、過去と未来が溶け、
「いまこの瞬間」だけが存在する。
そこにあるのは、静けさと、やわらかな肯定だけでした。

第二章:美人じゃなくて、本当によかった!

私はとびきりの美人ではありません。(けして謙遜ではなく)
「平安時代なら超美人だったね」と言われるほど、
どちらかといえば地味で、純日本的な顔立ちです。

昔はそれがコンプレックスでした。
もう少し可愛く生まれていたら――そう思うこともありました。

でも、あの朝、湯の中でふっと腑に落ちたのです。

この顔だったから、
人の嫉妬やトラブルに巻き込まれることもなく、
今のように穏やかで静かな暮らしを送れているし

それこそが私が、心の底から得たかったものなのだと。

美しさを競うよりも、
誰かに静かに愛され、安心して笑っていられる時間」を私は望んだ。
それは、宇宙が私に用意してくれた最適解でした。

第三章:平凡な能力と、愛される力

私は特別な才能を持っているわけではありません。 (けして謙遜ではなく)
けれど、不思議と人にやさしくしてもらえる人生を送っています。

「チョコ食べたいな」と思えば、誰かが届けてくれる。
「旅に行きたいから、お金ほしいな」と思えば、なぜか必要な分が舞い込む。

もう感謝しかありません。

それは努力の結果ではなく、
“受け取る波”に乗っているからなのかなあと

ボイドの朝――何もせず、ただ在ることを許したとき、
世界は静かに整い始めた。
「もらう」ことへの罪悪感が消え、
ただ素直に“ありがとう”と受け取る。

それが、私にとっての「才能」でした。

第四章:もし違う人生を選んでいたら

不妊治療がうまくいって子どもができていたら、
もちろん別の喜びがあったと思います。
でも、いま私は、
静かで優しい夫と、ゆったりと朝を迎えられるこの時間を、心から愛しています。

平凡で、派手さもなく、目立たない人生。
でもそれが、私にとっての“完全な配置”でした。

ボイドの静寂の中で、
「私は本当にこのままでよかった」と心の底から思えたとき、
世界がやさしく受け入れていくれたと思えました。

まとめ:ボイドは、“欠け”を満たすためではなく、“満ちている”を思い出すためにある

ボイドとは、空白ではなく、再統合。
何も足さなくていい。何も直さなくていい。

ただ「いま、この姿のまま」で完璧だと知る瞬間。

その静けさの中に立つと、
すべての出会いも、出来事も、容姿も、
“完璧なタイミングで流れていた”ことがわかる。

――私は、この顔で、本当によかった。
私が望んだ静かだけれど満たされた生活はすでに実現していました。

そして、両親も含め出会ってくれたすべての人にも感謝しかありません。

それは、ボイドが教えてくれた“静かな悟り”でした。

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